まだまだのびるもん

希望と不安の間を右往左往する主婦の記録

消えゆくジブリ育ち

Hi! 物価高が家計にダイレクトに響きすぎて、

毎日めまい寸前の今日このごろです!

 

本当に必要なものだけを買うって、

なんでこんなに難しいんだろう。

なんでこんなにストレスなんだろう。

 

ちょっと前までは暇つぶしも兼ねて

ショッピングモールに行ったり、

大好きなカルディに行ったりしてたけど、

今はとてもとても…。

家の近所から離れることは散財につながると

毎日自分に言い聞かせて我慢しています。

 

ところで、私には弟がいるのですが、

姉弟仲はまあ…悪くはないです。

でも、身内じゃなかったら、お互いに絶対に関わり合わないだろうなという感じです。

 

彼は自分の子どもたちの振る舞いに

少しでも問題があると思ったら、

「そういうところ伯母さん(私のこと)にそっくり!良くないよ!」

と言って注意しているらしいです。

 

私は基本的に、人の良いところを見つけるのが得意なポジティブな人間なので、

息子がもう少し大きくなったら

「叔父さん(弟)の見習うべき点は二つ。

若い頃からハゲないようにヘアケアを怠らなかったことと、逆玉に乗ったこと。

この二つだけは叔父さんを見習いなさい」

と言い聞かせようと思います。

 

そんな逆玉おじさんには、息子と同い年の甥と2つ上の姉である姪がいるんですが、

彼らの某家族限定SNSを見てるとダイレクトに

「親の経済格差が子どもの体験格差につながる」

という社会問題を目の当たりにしているような気分になります。

 

親の経済力とは別に、

上に兄弟がいるかいないかだけでも体験格差は生じるとは思いますが、

それは一旦置いておくとして、

同い年の甥がこの二年で経験したことで

息子がまだ経験していないことを挙げていきます。

 

・ゲームセンターであそぶ

・飛行機に乗る(両親共に地元が近いので帰省で使うことはない)

・キャンプをする

・海で泳ぐ

・アスレチックに行く

プラネタリウムに行く

ジブリ美術館に行く

アンパンマンミュージアムに行く

・ディズニーランドとディズニーシーに何度も行く

USJに行く

・大勢の親族で定期的に集まる(いとこ・はとこと遊ぶ)

 

彼らは2〜3ヶ月に1回は旅行をするので、

結構体験格差ありますね。

ちなみに息子は1回だけ旅行したことがあるので、

新幹線には乗ったことがあります。

 

本当はもっとたくさんあるのですが、

細かく挙げて書きすぎると、

身バレに繋がりそうなのでほんの一部にしました。

 

一番最後の「大勢の親族で定期的に集まる」以外は、

どれも生きていればそのうち体験できることだとは思います。

でも、親としては、いつまでにどれだけ体験できたかの差は大きいかなとも思うので悩ましいです。

 

ジブリ美術館TDRは経験しなくてもいいんじゃない?」

と思う方もいると思います。

私もそこはあまり重要視はしていません。

ただ、幼い頃からディズニーやジブリを楽しめる環境ってリッチだなと思います。

 

テレビさえあれば週に1回はタダで見られるアンパンマンと違って、

ジブリやディズニーって、

簡単にしょっちゅう触れられるコンテンツではないですよね。

親が重度のジブリオタク・ディズニーオタクであれば別ですが、

たいていは数ヶ月に一度(新作映画のプロモーションや裏で新番組が始まる頃)ぐらいでしかテレビで見ることができません。

しかも、その時にトトロとか魔女の宅急便とか、

子供にもわかりやすい人気の作品が必ずしも放送されるわけではありません。

しょっちゅう見られる子の家っていうのは、

ディズニープラスに加入していたり、

DVD・Blu-rayデッキ・ディスクを持っていたりする場合に限られていると思うのです。

 

それの何が問題?とも思いますが、

ディズニーとジブリって色んな意味で強いコンテンツだと思います。

 

ディズニーは英語に興味を持つきっかけとして素晴らしいですし、

ジブリは日本を代表するコンテンツだから、

外国の方と日本に関する話をする時、

話題の一つとして取り出しやすいんですよね。

だから、どちらも嫌い・興味なしでいるよりは好き・一通り見たことがあるっていう方が、

話題の引き出しとして役立つと思います。

 

TDRジブリ美術館も楽しむには、

それらに関する知識がある程度ないと難しくて、

それを得るためには課金が必要…ではないかと。

海外のNetflixではジブリも見られるそうですが、

日本は見られませんからね。

 

(ちなみに我が家は某子供向け通信教育を「DVDデッキが無いからやーめた」した過去があるので、DVDを借りてまで見せるという選択肢はありません。郵送とはいえ、返すのめんどくさくないですか?)

 

それにそもそもの話なんですが、どれもお金がかかることですが、

それ以上に時間もかかると思いませんか?

幼児ってすぐに熱を出すし、

熱が出なくとも体調不良になるしで、

私はいつも有給があとどれぐらいあるかなー、

そろそろ欠勤扱いかもなーとヒヤヒヤしながら生きてるので、

平日に仕事をお休みしてまで旅行をするという選択は必然的にできないのですが、

彼らはほとんど、平日に旅行に行っています。

ちなみに、逆玉おじさん夫婦は土日休みの仕事についています。

 

お金持ちってお金だけじゃなくて、

時間もたくさん持ってるのよね。

彼らだけ1日36時間ぐらい持ってるのか?

金で時間を買ってるのって感じです。

それとも、貧乏暇なしって迷信じゃなくて事実なのでは…?(その通り!)

 

ディズニーはともかく、ジブリには国産コンテンツとして、

もう少し日本国民のジブリに対するハードルを低くして欲しいです。

いつでも、どんなデバイスでも見られるようにしないと、

ジブリ育ちの日本人が減ってしまうと思います。

 

ジブリ育ちが減ると、

日本に興味を持った外国人との話題からジブリが消滅する日が来てしまうと思います。

これは由々しき問題では!?と勝手に思っています。